大山がディレクターを務めるしただ塾が開講
11月14日、新潟県三条市で廃校を活用した職業訓練塾・しただ塾の開講式が行われました。
しただ塾は、県外の若者が風光明媚な下田地域に短期移住し、その期間に自分のキャリアなどを見つめなおしてもらうという企画で、今年で3年目を迎えています。
授業のテーマは「観光・アウトドア」で、地域の人々と交流しながら、潜在している観光資源を発掘したり、イベントを開催したり、約3か月間を過ごしてもらいます。
これまでに卒業した方は15名で、約半分が新潟県内に残って、就職しています。
いわゆる行政の移住施策というのは、日本全体で見れば「パイの奪い合い」に過ぎず、一部では過度な補助金によって、移住を促すという自治体も見受けられます。
とにかくきっかけが必要という狙いとして、その施策は否定はしませんし、結果、移住して幸せになるのであればそれもよし、でしょう。
しかし、当たり前ですが、全国約1700の市町村ではそれはできません。
住んでもらう、ということは機械的に考えれば住民票を移してもらうということで、一歩間違えると血の通わない施策になります。
私たちは、市役所や地元NPO法人と一緒に、この町でその人の人生の一部を費やしてもらう、というように考えています。
だから、このしただ塾を構想・設計したときに、まず地域が喜んで受け入れてくれる空気が必要と考えました。そこで、下田地域の自治会長や地元会社の社長、旅館の主人などを含めたチームを立ち上げ、その中で、どういった授業がいいか、どのようにして下田の魅力を伝えたらいいかを考え、地元の人が考えた塾をつくりました。
結果、しただ塾は町に浸透し、いわば住民公認のヨソモノとして、しただ塾生は活躍することができています。しただ塾は、訪れたい場所。
■しただ塾の詳細パンフレットはこちらをご覧ください
http://www.city.sanjo.niigata.jp/common/000112384.pdf
■求人サイト「日本仕事百貨」にも下田塾が紹介されています(現在募集は終了)
https://shigoto100.com/2018/08/shitadajuku-4.html